台風19号の豪雨で河川が氾濫
台風19号による豪雨の影響で多くの河川が氾濫、住宅街が浸水する被害が多発しました。
この災害は地球温暖化が影響しているに違いない。
テレビのコメンテーターは口々にそう言います。
温暖化を止めるべきだ。
豊かすぎる今の暮らしを見直すべきだ。
このままの社会で良いのか?
そのようなコメントを耳にするたびに、私は違和感を覚えます。
テレビに出演する方々はタレントをはじめスタッフ全員が車で出勤した事でしょう。
何しろ、台風の影響で首都圏の公共交通機関は麻痺していましたからね。
テレビのスタジオの中は煌々とライトが照らされ、中継のヘリコプターや地上の災害現場からは続々と映像が送られてきます。
普段と変わらない光景で番組は放送されており、災害とは無縁の世界。
実に便利な世の中です。
彼らは、普段から車で移動し、飛行機に乗り、ネットでやり取りしている事でしょう。
そんな便利な生活を享受している彼らが、率先して「豊かすぎる今の暮らしを見直すべきだ」と言っているわけです。
二酸化炭素を出す火力発電は止めるべきだ。
原発は止めるべきだ。
では、その代替案は?
言うだけなら誰でも言えますよ。あまりにも無責任すぎます。
自然との共存は無理
山林が荒れ放題になっていて山の治水能力が低下している。
そんなことを言うコメンテーターもいます。
林業の担い手が減り、山が荒れているのは国の政策に問題があると。
しかし専門家によると山の治水能力はそれほど無いとも言われています。
山が水を蓄えているわけでは無いのです。
山林が7割近くを占める日本で自然と共存する事は非常に難しいと思います。
土砂崩れ、川の氾濫、至る所に災害の危機は潜んでいます。
その全てを人間の力でコントロールする事は不可能です。
万全と思われる対策をとっても、それを超える災害があれば人間など、ひとたまりも無いのです。
数百年前から同じような災害を繰り返している地域では自然と人間は共存できないと割り切るべきです。
安全を最優先に考えるなら、危険な場所には住まないことが最善ではないでしょうか。
地球温暖化と人間の関係
産業革命以降、人間の活動で出されるCO2は急上昇しており、それが地球温暖化最大の要因になっている。
そんな言葉をよく目にします。
果たして、人類の活動はどれほど地球温暖化に影響を与えているのでしょうか。
ある計算によると、これまで人類が排出してきたCO2の量は地球全体の量の3パーセントにすぎないとの見解もあります。
CO2は動物や自然活動でも排出されますが、一番多く出しているのは海なんだそうです。
あたかも、人類の経済活動が地球温暖化の根源であるかのように報道するのは、それなりの意図があるからなのでしょうね。
そう言えば、国連で演説した16歳の少女が話題になりましたが、彼女、ニューヨークまでヨットで行ったとか。
環境問題を訴えている以上、飛行機は拒否するとのことらしいですが、そのあたりの考え方がいかにも子供っぽいですね。
ヨットを操縦していた人は飛行機で帰国したとか。
彼女をあの場所に立たせるためには、それなりの数の人たちが動いたわけで、それらの裏にはそれなりの意図があると言う事は留意しておいた方がいいでしょうね。