最近、近所で空き巣被害が二件続けてありました。
私の住んでいるところは幹線道路から離れた場所にあり、昼間も夜間も静かな住宅街です。人通りが少ないこともあり、時々、空き巣の話を耳にします。昔、目の前の家が被害に遭われたこともありました。独り暮らしで日中はお勤めされている方でしたので、狙われたのかもしれません。人目につきそうな目立つ場所にある建物であっても、簡単に空き巣に入られてしまうのですから油断はできません。
今回、妻の希望で自宅に防犯カメラを設置することにしました。
防犯カメラ選び
まずはカメラ選びです。
近所の家電量販店を回り、防犯コーナーで情報収集をします。
カメラには屋外用と屋内用があります。
屋内用は最近需要が高まってきていて、子供やペットの様子を見るために購入される方が増えているようです。映像をワイヤレスで飛ばしたり、外出先からスマホで確認できたりと使い勝手の良さが売りです。
屋外用は簡易的なものから本格的なものまで様々な種類があります。
購入するにあたり重視したポイントは以下のとおりです。
- 複数台のカメラ
- 高画質
- 防水仕様
- 簡単取り付け
家電量販店に展示されているもので、これらの条件を満たすものはありませんでした。
そんな訳でネットで検索です。
LANケーブルか同軸ケーブルか
大別するとLANケーブルで接続するタイプのものと同軸の映像ケーブルで接続するタイプに分かれます。
映像ケーブルを使用するタイプのものはカメラ本体の電源コードも必要なので設置する場所にコンセントが必要です。コンセントがない場合は電源コードも延長しなければならないので映像用と合わせて2本ケーブルを引かなくてはなりません。これは少し面倒です。
一方、LANケーブルのタイプはLANケーブル1本で映像と電源を送れるので配線が簡単。
LANケーブルタイプで決まりです。
多方向から映像を撮る
例えば、ガレージに駐車してある愛車を監視する目的で防犯カメラを設置するなら撮影するカメラは1台だけでもかまわないと思いますが、家の周辺を監視したいのであればカメラ1台では物足りません。死角を無くす意味でも複数台は欲しいところ。
我が家の場合、玄関、ガレージ、裏口などを撮影したかったのでカメラが4台付いたセットを選びました。
今回選択したカメラは1080Pフルハイビジョン200万画素の高画質タイプで赤外線機能を搭載しているため、夜間、真っ暗な場所でも暗視カメラとして鮮明に画像を映し出すことができます。防水機能も備えているため、屋根のない雨ざらしになる場所にも取り付け可能です。
映像はハードディスクに録画
カメラの映像はモニターに映してリアルタイムに見ることができますが、就寝中や外出して留守にしている間の映像も記録しておきたかったので録画機能の付いたタイプを探しました。
録画媒体はメモリーカードタイプとハードディスクタイプがありますが、長時間録画できることを優先しハードディスクにしました。
ちなみに撮影した映像はパソコンのモニターに接続できるVGA端子と、普段見ている液晶テレビに接続できるHDMI端子の両方が付いているので本体の設置場所の自由度は上がります。
カメラ設置
今回、カメラを設置したのは以下の場所です。
玄関の上に1台
ガレージに2台(2方向から別角度で撮影)
家の裏口側に1台
まったく死角がないわけではありませんが、不審者を捕捉するには十分な撮影エリアを確保できました。
取り付けにあたり、引き回したLANケーブルは太陽光に当たって経年劣化する恐れがありましたので塩ビパイプやドレンホース(エアコンの取り付けの際に使用する排水用のパイプ)などに通して日光や雨から防ぐ対策をとりました。
取り付けしながら感じましたが、やはりLANケーブル1本で電源と映像伝送をまかなえる利点は大きいです。取り回しが楽ですし、家の中に引き込む本数も4本だけなので見た目にも綺麗です。
映像確認
カメラの映像はダイニングルームにある液晶テレビに映してして見ています。画面は4分割して4台の映像を同時に見ることができますし、1台を選択して全画面で見ることもできます。
1ギガタイプのハードディスクを搭載しているので一週間分の映像を記録することが可能で異変があれば状況を確認することもできます。
普段、家にいないときの昼間の映像などを見ることができるのは、ちょっと不思議な感じがしましたが、在宅中でも不審な物音ですぐに外の様子が確認できるのは非常に便利です。
外に出ることなく周辺の様子を確認できる安心感は値段以上の価値があります。設置して良かった点ですね。