VHSビデオテープ危機一髪
20世紀の遺物、などという言い方は少しオーバーかもしれませんが、我が家にも、そんなものが幾つかあります。
その一つがVHSビデオテープです。
映画や音楽などのビデオソフト、テレビ番組の録画など大いに活躍した記録媒体でしたがデジタル時代の到来と共にその役目も終わりました。
山のようにあるビデオテープ。定年でリタイアしたら暇潰しに見ようと思っていたのですが、先日、試しに再生しようとしたらビデオデッキが動かないことに気がつきました。
当時、それなりの値段がしたビデオデッキの雄たちが、ことごとく沈黙して動きません。全部で7台あるなかで、なんとか再生できたのは2台だけ。しかも、そのうちの1台はトラッキングの不具合で画面の上下にノイズが入ってしまい視聴には耐えられません。
老後の楽しみどころか、いま現在でさえ再生がおぼつかないという状態に少し焦りました。
ビデオデッキは駆動系にゴムベルトなどを多用しているので経年劣化で切れたりすり減ったりするのは当然のこと。電気回路だって劣化するでしょう。
購入から30年近くも経てば、動かなくなるのは当たり前かもしれません。
最後の1台も10年くらい前のものなので、いつ動かなくなってもおかしくありません。いま気がついて良かったとも言えます。
DVDへのダビング
数百本にものぼるビデオテープ。
当時の貴重な映像をデジタルメディアにダビングすることにしました。
報道、ドキュメンタリー、バラエティ番組など、懐かしい作品が並びます。
中でも一番本数が多いのがテレビドラマです。
現在ではDVD化されている作品もありますが、マイナー過ぎて販売しないものや、出演者の希望で再放送やビデオの販売ができないものなど、今では見ることができないドラマも多数あります。
その他のコレクションとしてはコマーシャル、いわゆるCMですが、好きで集めていました。
時代はバブルということもあり、出演する俳優陣の豪華さはもちろん、映画のような映像美だったり、ドラマ仕立ての内容だったりと多種多彩。CMクリエイター全盛期の頃ですね。コマーシャルだけを見ていても全く飽きることがありません。
3ヶ年計画
デジタルと違って高速ダビングができないアナログのビデオテープ。2時間なら2時間、通常再生をしなければならないので時間がかかります。内容を確認しながらコツコツやるしか無さそうです。
幸い、再生したら終わるまで放っておけるので寝ている間もダビングできます。
3ヶ年計画になりそうです。