最近、ニュースで異常気象という言葉をよく耳にします。
海水温の上昇による海の変化や今までに経験したことのないような局地的な大雨など、経験則では予想できない災害などが多く見られるようになりました。これらは地球温暖化によるものと考える人が多いようです。
果たして地球は温暖化しているのでしょうか。
地球温暖化の一番の原因は二酸化炭素の増加というのが定説になっています。平均気温の上昇と二酸化炭素の増加スピードが近似していることから、どうやら二酸化炭素が怪しいらしいということのようです。つまり、決定的な因果関係は証明できていないが平均気温が上がっていることの理由付けとして二酸化炭素が原因と考えられているのです。科学者の中には、そもそも世界の平均気温が上がっているということ自体も疑わしいという意見や、二酸化炭素の増加が原因なら、もっと気温は上がるはずだ。という意見もあります。
温暖化対策関連には、二酸化炭素削減のための排出権取引や事業所の設備投資など商売が密接に絡んできます。そこで利益をあげたいと思う団体が温暖化を肯定する科学者に研究資金を提供しているという話がある一方、石油や石炭など二酸化炭素を排出する側の団体は否定派に研究資金を提供しているという話も聞きます。
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)で公表されたデータが不正確なものであったこともあり、どれが真実なのか曖昧でもあります。実のところ良くわかっていないのが本当のところかもしれません。
100年ぶりの猛暑などというニュースを見ると誰もがやっぱり温暖化だ異常気象だと思うわけですが、100年前も同じように暑かったのであれば、それほど気温は上がっていないとも言えます。
地球の年齢からすれば、100年の時間など一瞬のまばたき程度にしかすぎません。何億年という時間の中では人間の活動期間などたかが知れているのです。経験したことのない気象現象というのは人間が経験したことがないだけで、地球は何度も経験していることかもしれません。
数十億年前から地球は温暖化と寒冷化を繰り返してきたわけで、大自然のスケールは壮大です。その活動に影響を与えられるほど人間の活動が大きいとは思えません。
人間の力が遠く及ばないところで、地球の気候は変動しているような気がします。