先日、キッチンをリフォームしました。
築30年くらいの家なので台所周りは古く、シンクが小さいうえに作業スペースも狭いので使い勝手はあまり良くありませんでした。
以前住まわれていた方の好みだと思いますが、本格的な調理をすることができる大きめのガスオーブンも据え付けてありましたが全く使用していないこともあり一緒に撤去してもらいました。
システムキッチン選び
一度買えば、そうそう買い換えることのないシステムキッチン。
ショールームを何軒も回り、実際に体感して選びました。
一番使用するのは妻ですので、キッチンの高さやシンクの色などはすべて妻の好みです。
最近のシステムキッチンはかなり細かな部分まで自分好みの色やデザインを選択できるようになっていて、ほぼフルオーダーのような仕上がりになります。
キッチン導入で一番悩んだのが、ガスレンジにするかIHにするかでした。ガスレンジは使い慣れているので安心感がありましたが、火を使わないIHは魅力でした。
実際にショールームでIHを試してみたり、ネットの書き込みで感想などを調べた結果、最終的にガスレンジに決めました。
IHを諦めた主な理由
- この先、電気料金がどうなるか分からない。
- エアコンやオーブンレンジなどの併用でブレーカーが落ちるリスクがある。
- IHのレンジは長年使っていくと表面のガラスが黒く変色する。
工務店選び
採用するシステムキッチンのメーカーが決まったところで、次は工事業者の選定です。
地元や隣町など、合計3つの工務店に見積もりを依頼しました。
最高値と最安値では30万円ほどの開きがありました。
なぜ、それほどまでに差が出たのかといえば、最高値の工務店がすべてカタログに載っている純正品で見積もりを出したのに対し、最安値の工務店は要所要所を別のメーカーのもので見積もっていたからでした。
これ、実はすごく大事なポイントでした。
システムキッチンはいろいろなパーツから組み立てられるもの。すべての部品は純正品を使うのが当たり前だと思っていたのですが、壁に貼る油よけのボードなどは別のメーカーのものでも性能や見た目にまったく違いはないとのこと。
同じような色の部品が格安で代替として利用できますよ、という説明を聞きながら、思わず唸ってしまいました。なんと良心的な工務店!!
高く見積もれば、それだけ工務店の利益になるわけですから純正品で工事をしたくなるのが商売人、少しでも安い方法を提案してくれる工務店というのは実に有難いです。
ちなみに最高値の工務店は意外なところでも工事代金を加えてきました。それは、ガスレンジを選択していたにもかかわらず、将来使うかもしれないのでIH用の電気配線工事をさせてくださいというのです。
使う予定がないのに無駄な工事をしても・・・もちろん、配線工事は断ったのですが、それでも再三にわたって頼み込んでくる工務店の社長。
確かに配線してあれば、将来、IHに換えることも容易なのでメリットはわかるのですが、社長に対する不信感のほうが強くなってしまって、それが原因で断ったのでした。
最安値の工務店の社長は実に誠実な方で、親身になって相談に乗ってくれました。金額も大事な要素ですが、最終的にはやはり人間関係だなと感じました。